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太陽系外の岩石惑星に大気、初めて確認 - ハッブル宇宙望遠鏡で2つの惑星を同時観測、生命の可能性も


 地球からわずか40光年の距離にある超低温の暗い恒星トラピスト1のまわりに、3つの地球サイズの系外惑星トラピスト1b、1c、1dが発見されたのが 今年5月のこと。以来注目を集めてきたこれら3つの惑星のうち2つについて、より詳細な事実が明らかになり、科学誌『ネイチャー』に論文が発表された。


 2つの惑星トラピスト1bと1cが主星の前を横切るタイミングをハッブル宇宙望遠鏡を使って観測したところ、これらが地球のような岩石惑星で、生命が存在できる可能性があることが明らかになった。さらに、どちらの惑星も、地球や金星や火星のまわりにあるような高密度の大気に包まれていることが分かった。


 トラピスト1のまわりを回る3つの惑星は、ハビタブルゾーン(生命が存在できる程度に主星から離れた領域)に近い軌道を公転している。そのうちトラピス ト1bと1cは、主星から非常に近い軌道を公転していて常に同じ面を主星に向けているため、表面のどこかに生命が存在するのに暑すぎも寒すぎもしない場所 があると考えられる。


National Geographic

 
 今回発見された大気を持つ岩石型の惑星は、その軌道が、生命居住可能領域に位置しているとみられている。

 生命居住可能領域とは、惑星の軌道が、水が液体として地表に存在できる距離にあることをいう。

 今回発表のあった惑星トラピスト1bと1cという惑星は、地球と同じ岩石型惑星で、大気を持ち、なおかつ、生命居住可能領域に位置しているというものだ。しかも、地球から40光年先という宇宙規模では、非常に近い距離にある。

 これはもう、なんか生物いるでしょう、絶対!

 いや、そろそろなんか生命体の発見があってもおかしくない頃だ。

*近年発見が続く系外惑星
 2010年頃までは、系外惑星の発見は、実は非常に困難で、近年までほとんど発見されていなかった。系外惑星の最初の発見は、1992年のことだ。系外惑星の直接観察が可能になるのは、2008年以降になる。

 しかし、2009年に打ち上げられた系外惑星探査衛星ケプラーによって新たな系外惑星の発見が続き、現在までに5000以上の系外惑星候補が見つかっている。

 それまでは、惑星の存在は、宇宙でありふれた一般的な現象なのか、まれなものなのか、専門家の間でも議論が分かれていた。だが、現在では、惑星の存在は、ごくありふれたものという認識が科学者の間には広がっている。

*生命の存在は一般的な現象か
 惑星の存在が一般的な現象であることが証明されてくれば、その次は、生命の存在が宇宙で一般的な現象なのかどうか、ということが議論の対象になってくる。

 今の規模で、惑星の発見が続けば、生命の発見も遠い将来のことではないかもしれない。
 生命の存在は、宇宙でごくありふれた現象である――― このような考えが常識になる日は、意外と近いかもしれない。


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