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 宇宙のどこかに地球と似たような惑星があって、知的な生命体が文明を築いている―――

 誰もが一度は、そんな想像をしてみたことがあるのではないでしょうか?


 夜空には、幾つもの星が輝いているのが見えます。しかし、これらの星のほとんどは、太陽と同じ恒星であり、惑星ではありません。

 核融合反応を起こして自ら輝いている恒星は観察が容易ですが、恒星のように自ら輝くことのない惑星は、実は発見が非常に困難で、観察技術が進歩した現代においても、近年までその発見数は、極めて少ないものでした。

 系外惑星の発見の難しさを、ある科学者は、灯台の周りを回る小さな蛍が発するわずかな光を5000キロ先から観察して捉えようとするようなものだと、たとえています。灯台という強い光に打ち消されて、わずかな光はほとんど観察できないのです。

 最初に発見された太陽系の外にある惑星(系外惑星)の発見は、それほど古いことではなく、太陽と同じような主系列星(安定した恒星)を回る惑星の発見は、1995年のことです。

 ペガスス座51番星の周囲を回る惑星の発見でした。このとき発見された惑星は、木星型惑星と呼ばれる巨大なガス惑星で、中心の恒星からすぐ近くの距離を公転するものでした。

 木星のような巨大な質量を持った惑星が、中心恒星のすぐ近くを公転するため、惑星の引力の作用で恒星が揺らぐことを利用した発見でした。

 この主星の揺らぎを利用した発見は、2010年ごろまで主要な発見手法となりました。しかし、この手法だと、主星のすぐ近くを回る木星型の巨大ガス惑星しかほとんど発見することができませんでした。最初に発見された惑星も巨大なガス惑星で、太陽から水星までの距離よりも短い軌道を回っていました。

 それ以降、2013年まで毎年30から130前後の発見が続きます。

 しかし、2009年に打ち上げられた系外惑星探査衛星「ケプラー」による調査が進むと状況が一気に改善され、2016年現在、5000以上の惑星候補が見つかっており、そのうち、3200以上はすでに惑星として確認されています。

 発見手法も、トランジット法(食検出法)と呼ばれる、惑星が主星を横切る際に光を遮ることによって明るさが変化することを利用した発見法が主流になります。

 そのため近年では、木星型の巨大惑星だけでなく、地球のような岩石惑星の発見も続いています。
 しかも、現在までに、21の生命居住可能領域に位置する地球型の岩石惑星が発見されています。

 地球外生命が発見されるのはそんなに先の話ではないかもしれませんね。

参考
Wikipedia - 太陽系外惑星
NASA - NASA's Kepler Mission Announces Largest Collection of Planets Ever Discovered

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